『ToLOVEる』というマンガをご存じだろうか?
高校生の主人公が、カワイイヒロインたちと毎話毎話、エッチなトラブルに巻き込まれるという
ものだ。
「お約束」みたいなものだ。
つまるところ読者は、毎回挿入されるエッチな描写を求めている。
作品に対して、何かを「期待」しているのだ。
つまり作者は、その「期待」にたえず応えながら作っていく必要がある。
「バトルマンガ」を読もうと思った人が期待しているのは「バトルシーン」や
ハラハラできる「アクションシーン」などのはずだ。
長ったるい説明、「ギャグ」、「お色気」といった要素は、
あくまでサブ的な位置づけとしてセーブしておく必要がある。
にもかかわらず、案外書いている時というのは
それを忘れてあっちこっちに言ってしまいがちだ。
それが趣味ならかまわないが
他人が見るために作っているなら、
そう言ったいい加減な状態で書くわけにはいかない。
・ギャグマンガ⇨『笑い』
・推理もの⇨『難解なトリック・巧みなロジック】
・バトルマンガ⇨『アクション・戦闘』
・日常系⇨『癒し』
自分の書いている作品は、いったいどう言った種類の感動 を
与えることが出来るのか
どう言った「感情移動」を求めている観客(ユーザー)が観に来るのか――
作品の「旨味」はどの部分ポイントにあるのか
自分の作品の『セールスポイント』を
一度遠目から俯瞰視してみてはいかがだろうか?